大きく見るためではなく、
鮮明に観察するために。
BELORA 4.0×が目指したのは、ただ大きく見せることではありません。輪郭や色の違い、質感までを無理なく捉えられること。そして、一日中かけても疲れにくい視野と装着感。この両立のために、光学系から装着方式、フレーム、作業距離の測定までを切り離さず、ひとつの設計として考えました。
なぜ、この仕様なのか。
BELORA 4.0×が採用するのはケプラー式光学系です。もともとは天体観測や自然観察の単眼鏡・双眼鏡で磨かれてきた方式で、遠くのものを細部まで鮮明に見るための工夫が積み重ねられてきました。その考え方を、歯科・医療の臨床向けに組み直しています。
狙いは、ただ拡大することではありません。
- 細部の輪郭を追いやすいこと
- 硬組織や軟組織、補綴物などの色の違いがわかること
- 質感や境界を自然に見分けられること
- 視野全体に違和感が少ないこと
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高倍率ルーペは、倍率さえ上げれば完成するものではありません。倍率が上がるほど、視野の広さや明るさ、被写界深度、周辺の像の安定性といった要素を同時に成り立たせる必要が出てきて、光学設計の難しさは一気に増します。
ただ大きく見えるだけでは足りない。BELORAがこだわるのは、鮮明に観察するための高倍率です。
ひとつ、正直にお伝えしたいことがあります。ルーペの倍率は、メーカーごとに測り方や基準が異なり、同じ「4.0倍」でも見え方は一様ではありません。数字を並べただけでは、実際の見え方まではなかなか伝わらないのが実情です。BELORAは本製品を4.0倍として展開していますが、拡大はしっかりと効かせ、どの先生にも納得いただける視野設計に仕上げています。
毎日の臨床で、無理なくかけ続けられる。BELORA 4.0×は、そこに収まる高倍率として設計しました。
BELORA 4.0×の光学ユニットは、レンズ5枚とプリズム2個(すべてガラス製)で構成しています。レンズを増やせば収差を抑えやすく、像も安定しますが、その代わりにユニットは重くなります。
BELORAは、軽さだけを取りにいきませんでした。見え方の自然さや像の安定性、輪郭の捉えやすさを優先した構成です。
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他社の製品と比べると、レンズ枚数は多めの部類です。ただ拡大するためではなく、見え方の自然さや像の安定性、輪郭の見やすさのために、あえて枚数をかけています。
細部はしっかり見たい。それでいて、長く使ったときに疲れるものにはしたくない。だからBELORAは枚数だけでなく、光学性能と装着性を含めたユニット全体のバランスで考えています。
装着方式にはTTL(Through-The-Lens)を採用しました。フレームレンズの中に光学ユニットを組み込み、術者の作業距離や瞳孔間距離に合わせて一台ずつ作る方式です。ユニットを視線の延長上に置けるので、診療中も自然な目線のまま対象を見られます。
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一人ひとりに合わせて作るぶん、フリップアップ方式より価格は高くなりがちで、他の術者と共用することもできません。
その代わり、眼に近い位置に光学ユニットを置けるため、レンズ本来の性能を引き出しやすくなります。視野の自然さや見え方の安定を重んじる術者にTTLが選ばれるのは、この点が大きいと考えています。
ルーペの見え方は、鏡筒だけで決まるわけではありません。どれほど高性能な鏡筒でも、支えるフレームが安定していなければ本来の視野は保てません。BELORAは既製のフレームに鏡筒を後付けするのではなく、ルーペとして使うことを前提にフレームから専用設計しています。
素材はチタン。軽くて剛性が高く、腐食にも強いので、毎日長く使う医療現場の道具に向いています。鯖江で培われたチタン加工の技術を、ルーペの土台に活かしました。
フレームは2サイズをご用意しています。顔幅や骨格に合わせてサイズを選べるので、より自然にフィットし、重さの偏りやずれを抑えられます。
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一般的な眼鏡フレームにはアセテート(プラスチック)が使われることがあります。軽くて加工しやすい素材ですが、高倍率ルーペのように重い鏡筒を載せると前へずり落ちやすく、細かなフィッティング調整にも限りがあります。
鯖江のチタンフレームは、職人が一本ずつ手で仕上げています。手間もコストもかかりますが、長く使う道具だからこそ、素材と仕上げにはこだわりました。
ルーペは普通の眼鏡より、前側に鏡筒の重さがかかります。開け閉めのたびにヒンジへ負荷が集中しやすく、長く使ううえで見落とせない部分です。
BELORAは、鯖江の眼鏡づくりで培われた金属加工と組立の技術を活かし、ヒンジの剛性と耐久性に配慮した構造にしています。毎日開け閉めし、毎日かける道具だからこそ、見えないところの強さを大切にしました。
高倍率ルーペでは、鏡筒の重さをどこで受けるかが装着感を大きく左右します。鼻や耳だけに負担が偏ると、使っているうちのずれや疲れにつながりがちです。
そこでBELORAはテンプルをやや長めにとり、耳だけでなく側頭部から後頭部でも支えられる形にしました。フレーム全体で重さを分散させることで、前へのずれを抑え、安定したかけ心地につなげています。
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チタンは調整の自由度が高い素材でもあります。術者ごとの顔立ちやかけ位置に合わせて細かく追い込めるため、きちんとフィッティングすれば重さが分散され、ずれにくい安定したホールド感が得られます。結果として、高倍率でも快適なかけ心地と、安定した視野を両立できます。
製品仕様
| 製品名 | BELORA 4.0× TTL KEPLERIAN |
|---|---|
| 一般的名称 | 双眼ルーペ(一般医療機器) |
| 倍率 | 4.0倍 |
| 光学方式 | ケプラー式 |
| マウント方式 | TTL方式 |
| レンズ構成 | レンズ5枚+プリズム2個(いずれもガラス製) |
| 視野範囲 | 作業長 400mm(40cm)時 約67mm(設計値) |
| 作業距離 | ユーザーごとに個別測定 |
| 瞳孔間距離 | ユーザーごとに個別測定 |
| フレーム | 鯖江チタンフレーム |
| フレームサイズ | 2サイズをご用意(顔幅に合わせて選定) |
| カラー | ブラック、グレー |
| 製造国 | 日本 |
| 対象 | 医療従事者 |
| 用途 | 精密治療時の視野拡大 |
| 医療機器届出番号 | 40B1X10003GE0248(製造販売業者:株式会社ジオメディ) |
※ 視野範囲は設計値であり、実際の見え方には個人差があります。
※ 仕様は改良のため予告なく変更となる場合があります。
※ 本ページは医療関係者向けの情報提供を目的としたものです。一般医療機器 双眼ルーペ/医療機器届出番号:40B1X10003GE0248(製造販売業者:株式会社ジオメディ)。
仕様だけでは、見え方は伝わりません。
ルーペは、スペックだけでは選べません。同じ倍率でも、視野の印象やかけ心地、姿勢との相性は、実際にかけてみないと分からないものです。BELORA 4.0×の見え方や作業距離、装着感を、ぜひデモで確かめてください。